皆さんは自身の体のパーツの寸法をどれくらい知っているでしょうか?
僕が知っているのは足は26㎝、身長172cm、ウエストは71㎝、リーチ178㎝くらいかな。
あとはもちろん、職業柄、指のサイズも把握しています。
ということで今日はリングサイズの測り方です。
指輪のサイズは10号とか15号と表します。要は指の太さですね。
ちなみに実務現場では#10、#15なんて表すことが多いです。
指輪のサイズ表記に#なんて使ったら、ちょっとプロっぽいですよ。
リングサイズの基本知識
ちなみに1号でリングの直径がどれくらい変わるか、ご存じでしょうか?
1号でリングの直径は約0.3ミリ変わります。0.3ミリ。はがき2枚くらいでしょうか。
本当にわずかな差ですが、1号違う指輪をつけると、結構緩かったり、きつかったり、すぐにわかります。人の指の感覚は鋭いものです。
リングサイズの測り方
そして測り方です。先程の直径0.3ミリの違いを、正確に計測するのは中々難しいです。
しかし、やっぱりサイズが合ってないリングを着けるのは、いまいち気になってしまい、落ち着きません。それが毎日つける結婚指輪や大切なペアリングならなおさらです。
そんなリングサイズを上手く測る方法を書いてみたいと思います。
- お店に行って測ってもらう
- 自分で専用のリングゲージで測る
- 持っているリングで何となく測る
- 紐とかで指に巻いて測る
ざっとこんな所でしょうか。
ひとつずつ考えてみましょう。
1.お店に行って測ってもらう。
これが一番正確でコストもゼロです。
だがしかし。だがしかしです。
「お客様、何かお探しですか?」攻撃を正面から受け止めて、
「リングを探しています。自分用の」と反撃し、
「でもサイズがわかりません」と追撃し、
無事にサイズを測ってもらった後、
その後の怒涛の連続攻撃、
「こちらはいかがでしょう?」
をすべて受け流し、帰還する。
という、ガゼルパンチを躱した直後の
デンプシーロールをすべてよけるという高難易度ミッション。
まぁ、ジュエリーショップを経営している自分が言うのも何ですが・・・。
ちょっと苦手な方も多いと思います。
でもこれが一番安くて、間違いないと思います。
それほど抵抗がない方はぜひこの方法で。
でもちょっと・・・、という方は2以降へ。
2.専用のリングゲージで測る
これも当然、正確ですが、測り方にはちょっと注意が必要です。
まず道具。
ざっと380円~2,200円。
まずここで迷います。当然です。
すべてを試したことがあるわけではありませんので、想像ですが、
上で書きました、【1号で直径0.3ミリ違う】ということから、
少なくとも内径の誤差が0.1ミリほどに収まってほしいところ。
それを満たす精度でなければ買う意味がありません。
(1号くらいズレてもいい、というアバウトさならありですが…)
安いものでも、合ってるかもしれませんし、合ってないかもしれません。
380円のがそれなりに正確だったらマジですごいと思う。
ひとつ確実に言えるのは、左上の2,200円のやつ、
明工舎のもの。うちのお店ではすべてこれです。
これなら絶対合ってます。(0.01~0.03㎜程の誤差はあり)
ただ少しお高いのがね…。
リングゲージを使った測り方もちょっとしたコツ、ポイントがあります。こちらもけっこうなボリュームのお話になってしまうので、また別の記事↓で。
「リングゲージの使い方~リングサイズの測り方上級編~」
使う回数も多くなりそうなら、コストパフォーマンスも高くなります。これくらいなら買ってもいいかな。という方はこちらがオススメ。
ちょっとコストがね・・・、安くして失敗もいやだな。という方は3以降へ。
3.持っているリングで測る
自分のリングを持っていて、そのリングサイズを知っている、
ということが前提ですね。
なおかつ、ちょっときつい、ちょっと緩い、という
あいまいな感覚で判断しないといけません。
先程の【1号で直径0.3ミリ違う】ということから考えれば、
まぁまぁ危険です。2~3号のずれは簡単に起こりそうです。
以前、結婚指輪のオーダーで、お客さまから、
「今持ってるリングが25号で、それがちょっと大きいから24くらいで大丈夫」
というお電話で、リングサイズを連絡いただいたことがあります。
何とか説明をして、最終的にはリングゲージをお送りして、結局19号だった、という事がありました。
正直、この方法はあまりお勧めできませんが、「このリングとまったく同じサイズでいい!」とか、彼女さんの薬指のサイズを推測する時(サプライズの婚約指輪オーダーの場合ですね)「彼女が小指にこのリング着けてます」という情報しかないなら、まぁまぁ有効かなと思います。
持ってない、これも無理。という方は4(最終章)へ。
4.紐とかで巻いて測る
多分、ジュエリーショップの店員さんが一番嫌がります(泣)
やっぱり、誤差がでやすいです。
経験上、大体きつくなる(紐を食い込ませてしまう)パターンが多いです。
やるなら、電気コードとかを束ねるバンド、「ビニールタイ」?
ガーデニングとかにつかう緑色のやつ、これがまだいいと思います。
プラスチックの結束バンドはだめですよ。締める部分に隙間ができて誤差になります。
このビニールタイを緩くもなく、きつくもなく、巻いてください。
直径が0.3ミリずれたら、もう危ないですよ。
さらに伸ばした後、1周の長さをできる限り正確に測ります。
この時の円周の長さは1ミリで1号ずれます。
まったく何もない方は、せめてこの方法ですが、
やはりずれる可能性はぬぐえません。可能性はぬぐえません。
リングサイズの測り方のまとめ
お店に行くのは全然OK。コミュ力ある!
→1.お店に行って測ってもらう。
ある程度の金額出しても良い!大事な指輪の計測になる!
→2.専用のリングゲージを買って測る
リングゲージ買うまでいかない!自分以外の人のサイズを知りたい!
リング持ってるし、そのサイズも判ってる!
→3.持っているリングで測る
リングもない、あってもサイズよくわからない。
→4.紐とかで巻いて測る
リングサイズのご相談もいつでもお問合せください。
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