おうちでつくる結婚指輪をお考えの方は、ぜひご一読ください!

「リングゲージ」とは指のサイズを測る道具のことです。


しかし、これを使っても正確にサイズを測るのは、意外と難しいものです。
(リングゲージの選び方、買い方はこちらの記事を参考にしてください。)

不正確というより、どれくらいがよいのかよくわからないのです。
「ちょっとキツめ?ゆるめ?」「ぴったりってどれくらい?」
お客さまからよく聞セリフです。



指のサイズの計測には、ちゃんとした考え方と方法があります。

指のかたちによって見方が違う

人の指の形は大きく分けて2種類あります。

check1

A.指の根元より節の方が太い(ふし太さん)
B.指の根元が一番太く、先細り型(ぷく指さん)

自分の経験上、Aは男性に多く、Bは女性に多いです。
中間くらい、根本と節が同じくらいの太さ、という方ももちろんいます(最も指輪がつけやすいです。)

また、指によっても形が違います。中指は節が出っ張ってるけど、小指はそうでもない、とかですね。

ふし太さん:指の根元より、節の方が太いですね。

ぷく指さん:根元が一番太く、先細り型です。

ではそれぞれの指の形で指輪を着けたときにどうなるのか?


 A…節を通っても中で緩い。簡単に抜けたりする心配がない一方、外すのが大変です。

 B…根元にぴったりに合わせやすいですが、少しでも余裕がある(リングが大きい)と、簡単に抜けやすい。

まずは自身の指輪をつける指がどのタイプになるか?です。

着け外しの頻度は?

その指輪をどれくらい外したり着けたりするかです。

check2
  1. 基本的に外さない(着けっぱなし)
  2. 仕事や家事の時だけ外す(ほぼ着けっぱなし)
  3. 週末にお出かけに着けるくらい(週一で着けるくらい)
  4. 月に1回くらい?つけるかな
使用頻度が、(高い)1~4(低い)という感じですね。

check1で”タイプA(ふし太さん)”だった方は、この着け外し頻度が重要になります。
”タイプB(ぷに指さん)”の方は、この項目はそれほど影響しません。

この2つのチェックで「タイプA-1~4」、「タイプB-1~4」の8種類に分けることができます。

リングゲージの使い方

ようやくリングゲージの登場です。
上のふたつのタイプを踏まえて、サイズを測ります。

リングゲージの選び方はこちら

タイプA(ふし太さん)の方

A-1:基本外すことはありませんので、ギリギリ通せるくらい、です。
いざというときは石鹸などを使えばよいので、少し強引に入れてでも、中で大きすぎないようにした方がストレスがないと思います。

A-2:日に1回でも指輪を外す時にやたらと苦労するようでは、着ける気分も半減です。ギリギリ外せるくらい、毎日の外す作業がストレスにならない程度の大きさ、です。

A-3,4:週一、月一なら多少外すのに苦労があっても気になりにくいかと思います。洗面所に行って石鹸を使って外す、というのも苦でなければ「A-1」と同じ考え方。もう少し楽に・・・というなら、「A-2」のご自身で指輪を外すのがストレスでない程度、の大きさにすると良いです。

タイプB(ぷく指さん)の方

B-1~4:リングは”握り込んだ時が一番キツさを感じやすい”です。
まず握ってみて、圧迫感、息苦しさがないかどうかを確認します。(リングを着け慣れていない事による違和感とはちょっと違いますので注意!)
そしてあまりに簡単に抜けないこと
手を振って下がってきたらちょっと危ないです。

「握った時に圧迫感はないけど、振ったりしても簡単に抜けない」
これがタイプBの方の目安です。

朝昼晩でサイズが違う

指のサイズは「朝」「昼」「夜」で変わることがあります。
むくみ、ですね。

一般的に「夜」の方が大きくなる場合が多いです。
またスポーツをした後、お酒を飲んだ後、など大きくなりやすいです。
むくみは個人差もありますので、万全を期すのならば、時間、日にちを分けて何度か測ると良いですね。

ジュエリークルールでもオーダー品などは、受注の日とは違う日に、改めてサイズを計測することがあります。

幅広の指輪は測り方が違う

あまり知られていない気がします。
リングの太さによって、ちょうど良いサイズが変わるのです。

2㎜のリングで10号がピッタリの方が、6ミリのリングだと11号がピッタリに感じる、という具合です。あまり気にしすぎる必要はありませんが、ちょっとふとめのリングを購入する時は注意が必要です。

リングゲージの使い方のまとめ

【指の形】と【着け外しの頻度】によって測るときのポイントがあります。
できればリングゲージを使って正確に測っていただくと、リングが抜けない、リングを知らないうちに落とした、という悲しい事件が起こらないと思います。

おまけ:指の形からデザインを考える

デザインはやっぱり自身の好みが優先だとは思いますが、指の形から考えることもできます。参考程度にどうぞ。

例えばタイプAの「ふし太」さん。
どうしてもリングがくるくる回ってしまいやすいので、それが気にならない「1周デザイン」などはおススメですね。

タイプBの「ぷに指」さん。
きついわけではないけど、食い込んでいる様な見た目がちょっと…、という悩みが出やすいです。
デザインの好みもありますが、幅が広めのリングや透かしの入ったリング、V字ラインのリングは、見た目が少し良いですよ。

サイズの測り方だけのご相談でも、全然OKです。
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ジュエリークルールは愛知県豊橋市にあります、手づくりジュエリーのお店です。


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