ありがとうございます。

2021年12月9日でジュエリークルールはオープン10年になりました。
ベタですが、お店に関わってくださいました、すべての方に感謝いたします。

お客さまにこんな風船をいただきました！
すごい！

わざわざ注文して作ってくださったそうです。
めちゃ嬉しい‼

2週間ほど持つそうなので
エントランスに飾ってます！

ありがとうございました!

という事で、今日は事業を続けることのお話。

2011年12月9日にジュエリークルールはオープンいたしました。
かなり寒い日でしたが、朝の5時くらいに起きて準備した覚えがあります。
開店のお花もたくさんいただいて、正に緊張と不安の中、スタートいたしました。

いわゆる脱サラをして、理想のお店、ジュエリーを作るために独立開業しました。

理想とは、
お客さまの希望のジュエリーを、プロとしてのアドバイスもお伝えし、
自分の技術を思うとおりに発揮して、
美しいと思えるジュエリーをベストな作り方で作る。でという事でした。



もちろんこの理想は今も変わらず、

「手づくりジュエリーを通して、すべてのパートナーと協力して、
お客さまには幸せな気持ちを、従業員には充実した職業人生を贈る」

という経営理念に言葉を変えて思いが存在しています。

個人事業主の生存率

自分は開業前（2011年3~10月くらい）に商工会議所の独立勉強会に参加したのですが、
そこで独立開業の生存率という話を聞きました。

中小企業庁が出している、最新（多分2019年）の個人事業主の廃業率を調べてみますと、、、

開業後1年で廃業　37.7％
開業後3年で廃業　52.4％ （+14.7％）
開業後5年で廃業　74.4％ （+22.0％）
開業後10年で廃業　88.4％ （+14.0％）

10年前に聞いた数値より、増えている気がします。

10人起業して、10年後に続けている人が、約一人というゲーム。
厳しい世の中やで。

廃業の理由は？

お客さまが来なくなったに決まってるでしょ。
と思うかもしれません。

僕の経験上、それが大きいとは思いますが、意外と他の理由もあると思います。



＊売り上げ低迷
　　一番多い理由でしょうか。多くのライバルがいる中で、お客さま（取引先）に選ばれるのは簡単ではありませんね。

＊利益減少
　　売上は変わらずとも、利益が上がらない、という事は十分起こりえます。
売上上昇して利益減少、経費（業務量）も上昇してもう無理、みたいな。これは気づかないうちに起こってたりすると思います。

＊体調不良
　　一人で事業をやっていると、病気、ケガで一発アウトになりかねない。強制的に退場させられる、どうしようもないですね。

＊関連企業の倒産
　　売り上げ低迷の原因とも言えますが、自身の力でどうしようもない場合もあると思います。

＊運転資金不足
　　ある程度順調に行っていても、資金不足により回していけなくなる。借金も簡単ではありませんしね。

どうやって１０％に入るのか

開業の勉強会でそんなことを考えていました。
色々な本やセミナーなどで成功の秘訣みたいなのをよく聞くのですが、自分はこういうのはあまりあてにしていません。
絶対自分にそのままあてはまりませんので。

自分が大事にしていたのは一生懸命やる、という事です。
神さま見ててください、的な気持ち。

自分も全力で10年戦ってきました。
今も毎日全力。
なんか熱い男みたいですが、性格的にも手抜きがあまり得意じゃない。
仕事において、そういう人があまり好きでないので、自分もなりたくない気持ち。
人に頼るのもちょっと苦手です。（管理者としてこれは欠点）
ただ時にバテてしまい、周りに迷惑をかけてしまったのですが(；ω；`)

感謝すること

よく感謝の気持ちが大事だといいます。
当たり前だと言われそうですが・・・。

色々サービスを考えて、お店の雰囲気とかよくして、接客や言葉使いにも気を遣って、お金や時間を使って、頑張って頑張って頑張って良い店を作る。

それでやっと来てくれたお客さまなので、自然と感謝するのだと思います。
もう感謝せざるを得ない。
この前提の頑張りが薄いと、感謝も薄くなってしまうと思うのです。


自分の理念に共感してくれて、考えが違っても聞いてくれて（自分の考えも主張してきますが）、ある意味自分の職業人生を委ねてくれて、働いてくれている。お互い助け合いながらお店を作ってきた従業員。
もう感謝せざるを得ない。

感謝しろ、とか言われても簡単には出来ませんが、一生懸命やってれば自然と「せざるを得ない」が出そう。

感謝って難しい

中には社長なんて威張ってるのが当たり前。
建前で書いてるんでしょ。と思っている方もいると思います。

ずっとトップの立場にいると、謙虚で居続けることが難しいと感じます。
誰にも反論されない環境が、謙虚さを奪っていってしまう感じ。

謙虚さを失うと感謝もしないし、威張りそうですよね。

ジュエリークルールではスタッフM＆Kがガンガンにモノ申してくるので、
自分が本当に正しいのか、常に振り返させられる。ありがたい。

まさに感謝。

初心にかえる

最近、「幸福度」とは「幸福を感じる能力」が必要なのだというお話を聞きました。

そして「幸福を感じる能力」とは
「遺伝」が50%、
「行動を起こす時の気持ち」が40%、
「達成感」が10%
なのだそうです。

まぁ、遺伝はしょうがないとして、達成感も理解できる。

ちょっとよくわからない「行動を起こす時の気持ち」が40もある。
結果ではなくて、その時の気持ち。

結果や過程うんぬんではなく、初めの気持ち次第で、幸せを感じる。

良く考えると、ちょっとそうかもしれない。

10年前、お店を初めたときに不安もあったし、お金も全然なかったし。
反対とかもされたし。でもちょっと幸せな気持ちがありました。
自分に対する期待感？

これか。

そういう意味でいえば、常に気持ちを持って、行動し続ければ幸せが続きますね。
なんか意識高いですね。
そしてその気持ちとはずばり”初心”なのだと思います。

10年前に持ってたあの気持ち。
やっぱり初心を忘れないことは大事なんでしょう。

幸せな”気持ち”にする

クルールの経営理念は、
「お客さまを幸せにする」ではなく
「お客さまに幸せな気持ちを贈る」です。

これはお客さま全員を「幸せにする」のは難しそうだけど、
「幸せな気持ちを贈る」なら100%いけるんじゃない？という考えからです。

時には、好みの違いとか、ご予算的な事とかで、
クルールはちょっと違うな、というお客さまもいると思います。
そんなお客さまをうちが幸せにするのは難しいですが、
「でも対応は良かったね」「いい店員さんだったね」とか
ちょっと幸せな気持ちになってもらう位ならできそう。
という事です。

仕事をする中で、お客さまが幸せな気持ちになる、
自分も幸福感を感じられる。
これは最高ですね。


当然、納期とかで大変な事もあるし、
色々上手くできなくて、凹む事もありますが、
仕事だからそれはなくせないですしね。
良いことも悪いことも、酸いも甘いも、
気持ちよく仕事をしたいものです。


現在、スタッフを募集しております。
詳しくはこちら→「リクルートのお話」

どんな方と一緒に働けるのか、まだ分かりませんが、
11年目からさらに良くなった、と言いたいですね。

ジュエリークルールは12月29日まで営業しております。
どんなご相談でも、初心を忘れずお話いたします。

みなさまぜひご来店ください。