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まぁこれからです。

という事で今日は彫金工具のお話、ダルマ編です。
ダルマとは彫刻台の事。

これが彫刻台。通称ダルマ。
リングを固定して、両手で作業するための道具ですね。
主に宝石を留めるときに使う事が多いです。

こんな感じでハンドルを回して開閉できます。

リングを固定することができ、下が丸っこくなっているので
ダルマ自体を自由な角度に向きを変えられます。

ウェーブのリングの場合にはこんなリング用のアタッチメントを使って固定。
あるいはヒートフォームという道具を使ってもOK。

彫金におけるダルマの必要性

やっぱり宝石留めをするときです。
片手でリングを持って、片手で宝石を留めるのは中々しんどいです。
自分で宝石を留めるなら、必須の工具と言っていいでしょう。
ただ、宝石留めをボンドなどで接着するならこれは要りません。

どのダルマを買えばよいのか問題

色々と出てきます。
4~5種類しか使ったことはありませんが、正直そんなに差はありません。
ハンドルの回しやすさとか、手の置きやすさ、サイズくらいです。
中でも選ぶ時のポイントは2点。

①サイズ

サイズは一番大事です。宝石留めに使うなら大きくて重い方が安定するので使いやすい。

こんな感じのサイズ感です。
これはハープ社のダルマですが、多分もう売ってなさそうです。


もう一回り小さいこんなサイズもあるのですが、
これは石留するにはちょっと小さすぎます。
タガネで叩いていると動いちゃう。

②ベアリング付き

今どきのやつにはほとんどついていますが、ベアリングが内蔵だと
回すのが軽くて使いやすい。一応確認した方が良いですね。

この二つをおさえておけば後は価格で選んでよいと思います。
これで考えると、野沢工具店さんのダルマはおススメです。
たまにハンドルがジャマになるので、簡単に着け外しできると最高ですが。

こちら野沢さんのダルマ(改造済み)

この部分を凸型に削ってしまいました。
この方が手を置きやすいんですよね。そこに革が貼ってあります。

挟む部分にはギザがついてます。
しっかり挟めるので良いのですが、直接リングを挟むのは傷がついてしまいます。
その場合ヒートフォーム使えば良いのですが、制作体験のオプション宝石などは、お客さまがお待ちの間に宝石を留めるというスピード勝負。

こんな感じで小さい木の板をマグネットで着けられるようにして、
直接リングを挟めます。便利。

ちなみに途中で出てきた小さいダルマ。

これはグレーバーという機械を使うときに使います。

グレーバー。
エアーの力で彫る工具ですが、これの紹介で1記事出来てしまうので、
詳しいことはまたいつか。

グレーバーは片手で彫り進めていけるので、逆に小さい方がやり易い。

ちなみにこのダルマはオプションも充実。

リング側面を彫るアタッチメント。

こんな板モノも挟めます。

リングの周りに何もないので手が置きやすい。

ただこれは模様彫りとかやらなければ使わないダルマです。

まとめ

自分で宝石を留めるのならばダルマは必須!
安いので良いけど、大きくてベアリング付きが良いよ!

消耗する工具ではないので一生モノです。
見た目で選んでも良いのかな。

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