ということで今日は素材、金属のお話。
クルールではオーダージュエリーの制作をしておりますが、
結婚指輪のご相談はやはり多いです。
お客さまとお話していると、
「よくわかんない」「色々わかんない」「やっぱりわかんない」
という声がやっぱり多いです。
結婚指輪についての解説を始めると、すごいボリュームになってしまいますが、
今日はまず、素材(金属)のお話。
難しい話は無しにして、なるべく
分かりやすく簡単に解説してみたいと思います。
当店自慢のプラチナリング。
ジュエリーに使われる金属とは?
-
プラチナ
-
ゴールド
-
シルバー
の3つになります。
たまにチタン、ロジウム、タンタルなど変わった金属を使っているお店もありますが、
これらはやはり変わり種といっていいでしょう。
基本はこの3つ。
プラチナの特徴とは?
①金属の安定性がある
これはあらゆる薬品に強い、ということです。
硫酸や塩酸に漬けても大丈夫。100年たっても劣化しません。
②輝きが白い
こちらは好みですが、プラチナの白い輝きが結婚指輪として
好まれているのはあるでしょう。この白さも永遠に保ちます。
③希少価値が高い
いわゆるレアメタルというやつ。資産価値がありますが、
同時に金額も高くなってしまいます。
ゴールドの特徴とは
①金属の安定性がある
プラチナと同じです。やはりあらゆる薬品に強く、
硫酸や塩酸に漬けても大丈夫。もちろん100年たっても劣化しません。
②少しだけ変色する
①と矛盾してます;
金は大丈夫なのですが、18金や14金などに
含まれる【銀】や【銅】が少し変色してしまいます。
しかし長い時間での僅かな変色ですし、磨けばすぐにきれいになるので、
あまり気にする必要もないかと思います。
③カラーバリエーションがある
金以外の金属の割合を変えることで、
【ピンクゴールド】や【ホワイトゴールド】、
【グリーンゴールド】なんていうのもあります。
④希少価値が高い
やはりプラチナと同じです。資産価値がありますが、
同時に金額も高くなってしまいます。最近はプラチナよりも
ゴールドの方が高いです。
シルバーの特徴とは?
①硫化、塩化することで黒くなる
硫黄、塩素に反応し黒くなる性質があります。
シルバーアクセサリーが徐々に黒っぽくなるのはこのためです。
この黒化を良しとするのもありですが、結婚指輪などには
やはり敬遠されがちです。
②柔らかい
プラチナやゴールドと比べ柔らかいです。
リングとしての強度を保つために少し太さや厚さが必要になります。
やはり、永年身に着ける結婚指輪にはちょっとデメリットでしょう。
ボリュームのあるデザインが好きな方ならまだ良いと思いますが、
表面硬度も低いので、傷もつきやすいです。
ジュエリーとしての貴金属
ジュエリーに使われる場合には
プラチナ:【Pt900】【Pt950】
ゴールド:【K18】【K14】
シルバー:【SV950】【SV925】
などになるでしょう。
それぞれの数字は金属の割合を表しており、
プラチナだと90%、95%がプラチナで残りは別の金属が入っています、という意味。
ゴールドは18/24(=75%)、14/24(=58.3%)の金の含有、
シルバーは95%、92.5%銀が入ってるという意味になります。
主に硬さを出す目的や加工性を向上させるために別の金属を混ぜます。
ですので、純プラチナ【Pt1000】や純金【K24】は
ちょっと柔らかいので、結婚指輪にはあまりお勧めできません
それぞれの貴金属の金額は?
やはり気になるのは金額。
イメージとしては
K18>プラチナ>>K14>>>>>>>>シルバー
こんな感じです。
日々の相場変動はありますが、
プラチナとK18は2019年6月現在、ほとんど差がありません。
K14などは金の割合が減るので少し安くなります。
シルバーは断トツ安いです。
まとめ:結婚指輪における金属の選び方
一般的にはプラチナが圧倒的に多いです。
が、特に決まりもありませんし、
上記の特性を考慮していれば、何でもいいと思います。
カラーゴールドも含めて、好きな色、雰囲気で
選べばよいかなと思います。
実際クルールではプラチナ単色の結婚指輪は3~4割程度です。
ゴールドや2色を組み合わせたコンビリングも人気です。
こんな金属だけのご相談でも
お気軽にお問い合わせからどうぞ。
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ジュエリークルールは愛知県豊橋市にあります
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